南アフリカ戦で初先発した奥平湧選手(左、11)=パリ郊外(共同)
南アフリカ戦で初先発した奥平湧選手(左、11)=パリ郊外(共同)

 パリ五輪で日本選手団のトップを切って登場したラグビー7人制男子。三田市出身の奥平湧(ゆう)選手(25)=三菱重工相模原ダイナボアーズ=も身長188センチと恵まれた体を生かし、夢舞台で奮闘した。三田ラグビークラブジュニア時代に指導した同クラブ中学部監督の金田和也さん(52)は、「すごいの一言。感動した。スピードもパワーも最高峰の選手がいる中、果敢にタックルにいっていた」と教え子のプレーをたたえた。(橋本 薫)

 金田さんは、奥平選手がけやき台小1、5、6年の時にヘッドコーチとして指導。「ラグビーが大好きで真剣に向き合っていた」と目を輝かせながら楕円(だえん)球を追っていた姿を思い出す。