新たに始めたフォト刺しゅうビジネスについて熱く語る深山陽一朗社長=相生市矢野町小河、深山農園
新たに始めたフォト刺しゅうビジネスについて熱く語る深山陽一朗社長=相生市矢野町小河、深山農園

 相生市矢野町小河(おうご)でシイタケを栽培する「深山農園」の若手社長が、昆虫飼育や刺しゅう製造などといった新ビジネスに、次々と挑戦している。社長が目指すのは世界的ビジネスといい、シイタケの傘のように新事業が大きく広がるよう、多分野で商機をつかもうと狙う。

(豊田 修)

 挑戦しているのは、同農園の3代目社長・深山陽一朗さん(42)。相生高校から京都大学、同大学院を経て大手銀行に入行。新規ビジネスを立ち上げる部署などで9年間勤め、30歳を過ぎて家業を継ぐために退職した。