兵庫県赤穂市出身の淳心学院中3年石野弘貴(こうき)さん(14)=同県姫路市=が、昨年12月7日にオランダであったレーシングゲーム「グランツーリスモ(GT)」のeスポーツ世界大会ファイナルに初出場した。最下位スタートから5人を抜き、最年少ながらグループ7位に食い込み、最速のラップタイムをたたき出して会場を魅了。「次の大会こそは上位争いに入りたい」と闘志を燃やす。(小谷千穂)
■アクシデントはねのけ、最下位スタートから5人抜き
石野さんは、赤穂市惣門町で洋菓子店を営む父の剛史さん(42)の影響で、幼い頃から車好き。特に「流線形とエンジン音がかっこいい」とスーパーカーに興味を持った。5歳からレーシングカートの大会に出場し始め、すぐに頭角を現した。