播磨の各地で稲刈りが進む中、兵庫県神河町の上越知地区では、山あいの集落を囲むように巡らされた棚田が、収穫の時期を迎えようとしていた。17日、ドローンで現地を撮影すると、山々を背景にした黄金色の実りが、長雨の合間の太陽にきらきらと輝いていた。
越知川に注ぐ支流沿いの集落で、中腹の越知薬師堂には県指定文化財の仏像がまつられている。上越知を含む越知地区など周辺5地区でつくる「越知谷営農組合」によると、上越知には50枚ほどの棚田がある。農地整備のおかげで耕作放棄地が少ないといい、そのうちの約8割で、谷水を使ってキヌヒカリやソバを栽培している。
刈り入れは今月下旬に本格化する。山あいならではの寒暖差と谷の冷たい水が米の甘さを引き出すといい、同組合の竹國久一さん(65)は「昼間は暑くても、夜にしっかり稲が休めるおかげか、例年より実りが良い」と収穫を待ちわびていた。(中西幸大、船田翔太)























