川の中にした男児を救出し、明石市消防局から感謝状を贈呈された大野皓雅さん=明石市藤江
川の中にした男児を救出し、明石市消防局から感謝状を贈呈された大野皓雅さん=明石市藤江

 川の中にいた男児を救出したとして、明石市消防局(兵庫県明石市)は17日、同市の会社員大野皓雅さん(36)に感謝状を贈呈した。夜間、肩までつかる水位の川にいた男児を発見し、浮輪を使って助けた。男児にけがはなく、大野さんは「子どもが川から一人で脱出するのは困難だと思ったので、すぐに助けられてよかった」と話す。(杉山雅崇)

 市消防局によると、8月18日午後8時15分ごろ、自宅にいた大野さんの妻が、「助けて」という声を聞いて外を見ると、近くを流れる谷八木川に男児(10)がおり、家の中にいた大野さんに知らせた。大野さんが、川を見ると、男児が首や肩までつかりながら歩き回っていたという。

 その時点で男児の親族がすでに119番していたが、大野さんはいち早く男児の安全を確保しようと川の中へ。妻が投げ入れた浮輪に男児を乗せると、安全な岸辺まで届けた。その後、市消防局の救助隊が到着した。

 17日に市消防局であった贈呈式で感謝状を受け取った大野さんは「普段から見ている川で、流れがあまりないことを知っていたので行動できた」と当時を振り返った。

 大西秀師消防局長は「夜間に川に入るのは誰でもちゅうちょする。それでも男の子を見つけ、自分の危険を顧みずに救助されたのは本当にすごいことだ」と称賛した。