兵庫県は14日、県内198の定点医療機関に12月4~10日の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者は600人で、1カ所当たり平均3・03人だったと発表した。前週比1・39倍で、3週連続で増加した。インフルエンザ感染者も4週連続で増えて1カ所平均29・78人となり、「警報」レベル(1カ所平均30人)に迫っている。
新型コロナの政令・中核市の定点当たりでは、神戸市=1・56人▽姫路市=4・26人▽尼崎市=2・07人▽西宮市=1・50人▽明石市=1・55人-となり、いずれも前週より増加した。13日午前0時時点の入院患者は前週より68人多い307人となり、うち重症者は1人増えて2人となった。
またインフルエンザは、明石、尼崎、姫路市などで警報レベルの1カ所平均30人を超えている。県内の学校園の学級閉鎖などは前週から約1・6倍の499件に上った。(井川朋宏)