生成AIを駆使する青楓館高等学院AI部のメンバー=明石市相生町2(撮影・大田将之)
生成AIを駆使する青楓館高等学院AI部のメンバー=明石市相生町2(撮影・大田将之)

 「記者さんの困り事を解決するアプリ、30分で作れますよ」

 開校3年目の通信制、青楓館高等学院(明石市)で2024年秋から活動する「AI部」。生徒の一人が軽やかに言った。

 同部が目指すのは、生成AI(人工知能)のスキルを磨き、日常の課題解決を図ること。記者は「取材資料を集約して管理できるアプリ」を注文した。よく使う資料の種類、日ごろの管理方法…。生徒たちは記者に聞き取った後、パソコンに向かった。

 わずか20分後、1年の米田花蓮さん(16)が作ったアプリを見せてくれた。アプリ名は「記者ノート」。取材テーマごとにフォルダーがあり、紙の資料は写真データとして保存、音声資料はアップロードできる。「重要度」や「タスク」も一目でチェックできる。