石川県穴水町で被災者の話に耳を傾ける志茂千愛巡査長(右)=1月16日(兵庫県警提供)
石川県穴水町で被災者の話に耳を傾ける志茂千愛巡査長(右)=1月16日(兵庫県警提供)

 1日で発生から1カ月となった能登半島地震の被災地に、兵庫県警から特別生活安全部隊「のじぎく隊」が派遣されている。警察による一般的な災害救助のイメージとは異なり、被災者の話にひたすら耳を傾ける。第1次部隊6人は1月14~23日、石川県穴水町で活動したが、隊員は「先(将来)が見えないことへの住民の不安や苦しさを感じる日々だった」と振り返った。