小谷通泰神戸大名誉教授(左)から報告書を受け取る今西正男神戸市副市長=同市中央区磯辺通2、三宮コンベンションセンター
小谷通泰神戸大名誉教授(左)から報告書を受け取る今西正男神戸市副市長=同市中央区磯辺通2、三宮コンベンションセンター

 神戸市の「六甲山・摩耶山の交通のあり方検討会」は8日、山上の活性化に必要な取り組みについて報告書をまとめ、同市内で今西正男副市長に手渡した。三宮からのアクセス向上のため、神戸布引ロープウェイ(同市中央区)を夜景の名所で知られる掬星台(同市灘区)まで延伸するよう提言。実現に向けた検討を市に求めた。

 検討会は山上の交通アクセス改善や繁忙期の渋滞解消などの課題解決に向け、市が2021年に設置した産学官合同の会議。かつて保養地で栄えた山上にはホテルやオフィスなどが進出している一方、公共交通の不足が指摘され、観光の盛り上がりの面でも課題となっている。