滑走路から手作りの人力飛行機で飛び出す参加者ら=26日午後、神戸市中央区東川崎町1(撮影・斎藤雅志)
滑走路から手作りの人力飛行機で飛び出す参加者ら=26日午後、神戸市中央区東川崎町1(撮影・斎藤雅志)

 手作りの飛行機で滑空距離や演技を競う催し「Red Bull Flight day(レッドブル・フライト・デイ)2024」が26日、神戸ハーバーランド(神戸市中央区)の高浜岸壁であった。全国から参加した35チームが姫路城や富士山などを模した機体で海に飛び出し、岸壁を埋めた観客を沸かせた。

 レッドブル・ジャパン(東京)が1992年から世界各国で開く人気イベント。国内開催は2015年の神戸以来、9年ぶり。

 高さ約7・5メートルのジャンプ台には、ウグイスや不死鳥などをイメージした機体が並んだ。滑走後はわずかに滑空したり、海に突っ込んだりの結果に、会場は大盛り上がり。神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公マルもPR大使として会場入りし、記念撮影に応じた。

 東京都の男性会社員(19)らのチームの機体は、ジャンプ前に風を受けて壊れて真っ逆さまに海へ。「こけてしまいましたが笑っていただき、楽しい思い出になりました」と話した。(竜門和諒)