班に分かれて歌詞のアイデアを出し合う鷹匠中の生徒たち=神戸市灘区高徳町2
班に分かれて歌詞のアイデアを出し合う鷹匠中の生徒たち=神戸市灘区高徳町2

 阪神・淡路大震災の発生から来年1月で30年となるのを前に、神戸の中学生たちが震災の教訓を伝えるオリジナルダンスや合唱曲づくりに挑んでいる。これまでは生まれる前の震災のことや、防災のことを教えてもらう側にいた生徒ら。工夫を凝らした取り組みで「今度は私たちが伝える番」と意気込んでいる。(名倉あかり、井筒裕美)

■「ダンスの動き、災害時の行動に役立つ」

 1995年の震災で生徒7人が亡くなった太田中学校(神戸市須磨区)。本年度の1学期から3年生138人が創作ダンス作りに励む。