いま、災害ボランティアの現場はどうなっているのだろう。石川県の募集に申し込んだ私たちは、メールで活動場所を指定された。向かったのは能登半島地震で大きな被害があった石川県珠洲(すず)市だ。
内容は唯一空きのあった「農林ボランティア」。ボランティアをしたい人はたくさんいる。ほかの募集はすぐに定員が埋まっていた。地元農協の施設に行くと、全国から年代も性別も違う6人が集まっていた。
作業は午前10時から午後5時まで。トラックで運ばれてくる脱穀前の米を乾燥機に入れるお手伝いをする。ずっしりと重い30キロの米袋を運ぶと腰が痛くなる。