阪神・淡路大震災の発生から来年1月17日で30年となるのを前に、神戸市北区の「しあわせの村」で23~24日、当時を知る震災ボランティアや研究者などの話を聞く「1・17伝承合宿」が開かれた。あの地震で家族を亡くした住民から、震災を体験していない若い世代まで全国から約60人が参加。幅広い世代が車座になって意見を交わす場面もあり、次代に記憶をつなぐための方法をそれぞれが考えた。(杉山雅崇)
NPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯り(HANDS)」が、昨年に続いて開催した。HANDSの藤本真一代表理事らの呼びかけで、全国からさまざまなバックグラウンドを持つ10~80代が集まった。
自己紹介を終えた参加者たちはパネルディスカッションに参加。阪神・淡路で活動した市民団体のリーダーや研究者ら「レジェンド」講師たちが繰り広げる議論に耳を傾けた。