報告書を久元喜造・神戸市長(右端)に手渡す上村敏之座長(右から2人目)ら有識者会議の委員=8日午前、神戸市役所
報告書を久元喜造・神戸市長(右端)に手渡す上村敏之座長(右から2人目)ら有識者会議の委員=8日午前、神戸市役所

 神戸市が進める都心部でのタワーマンション(タワマン)建設規制に絡み、市の有識者会議(座長・上村敏之関西学院大教授)は8日、投資目的の非居住者らに対して新たな税負担を求める制度創設を提案するなどの報告書を市に提出した。

 タワマンに限定した課税は全国で例がないが、事実上の空き部屋が増えることで管理不全のリスクが高まるとして踏み込んだ対応を求め、久元喜造市長は導入に前向きな姿勢を示した。