兵庫県丹波市は6日、戸籍に関わる個人情報を、記者クラブに加盟する報道機関に誤って送信した。職員が複合機で資料をコピーする際、ファクス機能になっていると気付かず操作したとみられる。
市によると同日夕、市民課の職員が除籍謄本の一部をコピーしようと複合機を操作したところ、直前に使っていたファクス機能のままになっており、データが誤送信された。新聞に掲載される出生、死亡者の資料を送った後で、本紙を含む提供先の新聞社6社に届いたとみられる。受信した報道機関からの連絡で誤送信が分かったという。
各社に連絡し、職員が訪問して回収。除籍謄本を申請した当事者にも同日謝罪したという。市民課は「個人情報を扱う部署であり、大いに反省し再発防止を徹底する」としている。(秋山亮太)