任期満了に伴う宝塚市長選（４月６日告示、同１３日投開票）に、同市議の大川裕之氏（５０）が２６日、無所属で立候補することを表明した。市の財政再建を掲げて「国や県からも投資を入れつつ好循環の芽をつくっていきたい」と述べた。
大阪府東大阪市出身。大阪大工学部を卒業した。東京都職員などを経て、２０１１年の宝塚市議選にみんなの党から立候補し初当選。２３年の市議選は自民党の公認を受けて当選し、現在は４期目。自民系の会派「たからづか真政会」に所属し、代表を務める。
大川氏は「前市政から積み残されてきた課題に現市政が取り組み切れなかった結果の財政難」とし「期間限定で２０億円規模の収支改善を目指す」と主張した。大川氏は０６年の市長選にも無所属で出馬している。
同市長選への立候補表明は３人目。現職の山崎晴恵氏は退任する意向を発表している。（池田大介）
