兵庫県内公立高校の2025年度入学の一般入試が12日あった。全日制、定時制、多部制Ⅱ期の計152校で2万2531人が受験。平均受験倍率は、全日制で1・01倍。学区再編後の15年度以降で過去最低だった。定時制は0・53倍、多部制Ⅱ期は0・66倍。合格発表は19日。(鈴木雅之)
それぞれの受験者数と募集定員は、全日制(129校)=2万1533人(定員2万1252人)▽定時制(19校)=820人(定員1560人)▽多部制Ⅱ期(4校)=178人(定員268人)。
試験問題は全校共通。阪神・淡路大震災を題材にした出題をはじめ、統計や資料をもとに、身近な課題の解決に必要な思考力や分析力が問われた。
受験倍率の高かった全日制校は、普通科は六甲アイランドの2・01倍が最も高く、尼崎稲園1・80倍、県西宮1・73倍と続いた。専門学科では神戸商業・商業1・46倍、科学技術・都市工学1・43倍、兵庫工業・電気工学1・36倍の順。総合学科では、須磨翔風1・81倍、太子1・70倍、明石南1・19倍の順だった。
体調不良などを理由とした欠席者を対象とした追試験は26日にある。