地震発生から2年が経過したカフラマンマラシュの街並み。多くの住宅が建設されている=2月
地震発生から2年が経過したカフラマンマラシュの街並み。多くの住宅が建設されている=2月

 大地震の発生から丸2年となった2月6日、被災地は祈りに包まれていた。

 トルコ南部にあるカフラマンマラシュ県。同国だけで5万人以上が亡くなったトルコ・シリア大地震で、甚大な被害を受けた地域の一つだ。

 犠牲者が埋葬される墓地を訪ねた。赤地のトルコ国旗がはためく。お墓参りに来ていた被災者や支援者から、次々とパンや甘い菓子を手渡された。「亡くなった人の分まで食べて」。そんな同国の風習だという。