神戸市中央区雲井通5の高層ツインタワー1期ビルの工事現場で、大型クレーンが隣接ビルに接触した事故について、市の主導する再開発会社は14日、作業員の誤操作が原因だったと発表した。再発防止策を取った上で、15日から工事を再開するという。
同社などによると、事故は10日午後3時40分ごろに発生。作業員がクレーン車を旋回させるため、周囲を確認していた際、クレーンを上下させるレバーに誤って接触。クレーンが下がっているのに気付かず、隣接ビルに当たったという。けが人はいなかった。
今後は工事現場から越境した際に警報で知らせる装置を設置。監視員も配置して再発防止を図るという。1期ビルの2027年12月の完成予定に変更はない。
1期ビルは地上32階、地下3階。高さは約163メートルで、延べ床面積は約10万平方メートル。地上部に西日本最大級のバスターミナルを設け、約1800席の大ホールや図書館、ホテル、商業施設などが入る。(斉藤正志)

























