豊岡市竹野町切浜の大浦湾に、夜間に波などの刺激で青白い光を放つ「夜光虫」が出現している。星空の下にもう一つの銀河がつながったようにも映る幻想的な光景で、訪れた地元住民らを魅了している。
夜光虫はプランクトンの仲間で、直径1ミリ程度。海水温の上がるこの時期にみられる。本来は薄紅色で、日中は赤潮となって海面を覆う。
近くの竹野スノーケルセンターによると、今年は例年より数が多いという。
同市の会社員、関口郁弥さん(25)は、初めて夜光虫を見たといい「魚が泳ぐと流れ星のように光ってきれい」とほほ笑んだ。(大高 碧、長谷部崇)