終盤に入った参院選は投開票日の20日が3連休の中日となり、投票率への影響が懸念されている。兵庫選挙区は前回の2022年、50%台に乗り、過去2番目の低さだった前々回を上回ったが、減少傾向に歯止めがかかっていない。参院選に限らず10、20代の関心の低さが課題になっており、県選挙管理委員会は若年層への啓発に力を入れている。
兵庫選挙区の投票率は、阪神・淡路大震災があった1995年の38・29%が過去最低。以降は50%台で推移してきたが、前々回2019年は統一地方選と重なる「亥年選挙」となり、5割を割り込んだ。前回22年は今回と同じ過去最多13人が立候補したが、大幅アップにはつながらなかった=【図1】。