強い日差しが降り注ぎ、日傘を差す人や冷たい飲み物を飲む人の姿も=29日午後、神戸市中央区海岸通1(撮影・笠原次郎)
強い日差しが降り注ぎ、日傘を差す人や冷たい飲み物を飲む人の姿も=29日午後、神戸市中央区海岸通1(撮影・笠原次郎)

 高気圧に覆われた兵庫県内は29日、厳しい暑さとなり、西脇市では午後2時半ごろ、最高気温が県内の観測史上1位タイとなる39・7度に達した。神戸地方気象台によると、県内の最高気温1位は2024年に豊岡市で記録していた。

 この日は県内計20の観測地点のうち、8地点で今年最高となった。最高気温は西脇に続き、柏原(丹波市)38・9度、一宮(宍粟市)38・7度、三田(三田市)38・5度などとなり、西脇、一宮、三田は各地で観測史上最高を記録した。35度以上も県内13地点で観測した。

 三木市では70代男性が屋外で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。熱中症の疑いがあるという。

(児玉芙友)