広島県の観光地をPRする観光親善大使ら=神戸市中央区東川崎町1
広島県の観光地をPRする観光親善大使ら=神戸市中央区東川崎町1

 広島県や岡山県などの11都市でつくる「中国広域観光連絡協議会」のキャラバンが神戸市中央区の神戸新聞本社を訪れた。広島県内の観光親善大使ら3人が、地元の魅力や観光スポットをアピールした。

 広島は、8月6日に原爆投下から80年となる。広島観光親善大使の角田優海さん(21)は、路面電車が駅ビルに乗り入れるようになり、平和記念公園や原爆ドームへのアクセスが良くなると紹介。お好み焼きなど各店舗の自慢の味が楽しめる「広島てっぱんバル」(8月末まで)もPRした。

 尾道観光親善大使の吉原鈴さん(19)は、10月18日に尾道市で開かれる「尾道灯りまつり」を推した。約3万個のぼんぼりが坂道や参道の石段、寺を優しく包むという。

 瀬戸内海の島々にも魅力があふれる。「観光アシスタント広島きんさいと」の柳柚娜さん(19)の一押しは、江田島と下蒲刈島。「島には歴史ある街並みも残り、昔の人の暮らしや息づかいを感じることができる」と話した。(浮田志保)