神戸市が整備する都市計画道路「須磨多聞線」への公金支出は違法として、周辺住民らが支出の差し止めなどを求めた住民訴訟の控訴審判決が29日、大阪高裁であり、長谷川浩二裁判長は住民側の控訴を棄却した。
住民側は道路新設の必要性を判断する交通量評価に誤りがあり、周辺環境を悪化させると違法性を主張したが、裁判長は、交通量の予測は合理的で環境影響評価の手法も妥当とした神戸地裁判決を支持し、「(神戸市に)裁量権の逸脱や乱用はない」とした。住民側は上告する方針。
神戸市が整備する都市計画道路「須磨多聞線」への公金支出は違法として、周辺住民らが支出の差し止めなどを求めた住民訴訟の控訴審判決が29日、大阪高裁であり、長谷川浩二裁判長は住民側の控訴を棄却した。
住民側は道路新設の必要性を判断する交通量評価に誤りがあり、周辺環境を悪化させると違法性を主張したが、裁判長は、交通量の予測は合理的で環境影響評価の手法も妥当とした神戸地裁判決を支持し、「(神戸市に)裁量権の逸脱や乱用はない」とした。住民側は上告する方針。