希ちゃんの銘板がある瞑想(めいそう)空間を訪れ、千羽鶴に触れる小西眞希子さん=神戸市中央区、東遊園地(撮影・鈴木雅之)
希ちゃんの銘板がある瞑想(めいそう)空間を訪れ、千羽鶴に触れる小西眞希子さん=神戸市中央区、東遊園地(撮影・鈴木雅之)

 住宅や商店が立ち並ぶ神戸市灘区の阪神新在家駅近く。小西眞希子さん(66)は夫信之さん(68)、長女希(のぞみ)ちゃん=当時(5)、四つ下の次女理菜さん(32)と4人で、木造2階建ての一軒家に暮らしていた。

 1995年1月17日午前5時46分。1階で並んで寝ていた4人を激震が襲う。2階から落ちた梁(はり)がピアノを倒し、希ちゃんの頭に直撃した。

 「助けて!」。眞希子さんが叫ぶ。近所の人が、ジャッキ2台を使ってピアノを持ち上げ、希ちゃんを助け出す。近くの病院に運ばれ、救急車で神戸大付属病院へ。命をつないだが、翌18日午前10時、静かに息を引き取った。