神戸ルミナリエの消灯式で敬礼する警備員たち=8日夜、神戸市中央区加納町6、東遊園地
神戸ルミナリエの消灯式で敬礼する警備員たち=8日夜、神戸市中央区加納町6、東遊園地

 阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、港町の夜空を希望の明かりで照らす「神戸ルミナリエ」が8日夜、閉幕した。メイン会場となった神戸市中央区の東遊園地では、震災の記憶と教訓を次世代につなぐため、消灯式が厳かに営まれた。

 ルミナリエは震災が起きた1995年の12月に始まり、今年で31回目。近年は開催時期を変更したり会場を分散したりと工夫を重ねている。

 今回のテーマは「神戸の鼓動、光の物語」。一人一人の命が輝き、希望に満ちた未来を築く力になるように-との思いが込められた。光の壁かけ「スパッリエーラ」や、光の回廊「ガレリア」など、約40万個の電球で制作された作品が人々の心を温めた。

 厳寒の中の消灯式では、式典服の警備員たちが整然と入場すると、「しあわせ運べるように」が静まった会場内に流れた。「犠牲者の御霊に敬礼」の号令とともに、周囲を照らしていた光が一斉に消え、10日間の祭典は幕を閉じた。

(安福直剛)