フロアの階段付近にバリケードが設置され、数人の警備員が不審者の出入りに目を光らせる。先月15日午後、いつものように物々しい空気で知事斎藤元彦(48)の定例会見は始まった。
質問に正面から答えず、判で押したように同じコメントを繰り返すことも多い斎藤だが、兵庫県が2日前に公表した不適切な会計処理について問われると、満を持したように冗舌になった。
「当時の(井戸敏三)知事から指示があったと報告を受けています」
自身の就任前だと強調したその処理も影響し、県財政は都道府県で例のない「早期健全化団体」に転落する恐れが出ている。不適切処理に至った経緯と原因を究明すると説明し、有識者による検討会に専門部会を立ち上げて調査する方針を明らかにした。
























