さや付きが良い黒枝豆を選ぶ買い物客=8日午前、丹波篠山市立町
さや付きが良い黒枝豆を選ぶ買い物客=8日午前、丹波篠山市立町

 全国ブランドとして知られる秋の味覚「丹波篠山黒枝豆」の販売が8日、兵庫県の丹波篠山市内で解禁された。販売所などでは、心待ちにしていた買い物客らが長い列を作った。

 黒枝豆は、おせち料理で知られる黒豆「丹波黒」を枝豆として味わうため一足早く収穫したもの。大粒でほのかな甘みとコクが特長。他産地と区別するため、市が2006年から解禁日を定めている。

 市によると、市内の約2600戸が生産している。今年は高温少雨の傾向だったが、8月下旬以降、適度な雨で生育が進み、昨年より2日早く解禁を迎えた。同市口阪本の黒豆畑では解禁を祝うセレモニーがあり、関係者が黒枝豆の「たる開き」を行った。

 友人と訪れて老舗の店で購入した神戸市垂水区の西山安子さん(73)は「秋が来たと感じる。大きくて味が濃いので、家族にも買いました」と笑顔を見せた。

 価格は1キロ当たり1800円前後。出荷は今月末まで続く。(浮田志保)