阪神が交渉権を獲得し、笑みを浮かべる報徳の今朝丸(中央)=24日午後、西宮市上大市5(撮影・吉田敦史)
阪神が交渉権を獲得し、笑みを浮かべる報徳の今朝丸(中央)=24日午後、西宮市上大市5(撮影・吉田敦史)

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)は24日、東京都内のホテルで行われ、報徳高(兵庫)の今朝丸(けさまる)裕喜投手が阪神から2位指名を受けた。

 最速151キロを誇る本格派右腕。2年連続で選抜高校野球大会準優勝の実績を誇り、今年9月のU-18(18歳以下)アジア選手権で準優勝した高校日本代表ではエース格だった。

 神戸市東灘区出身。東灘小、本庄中を経て入学した報徳高では1年秋から登板し、長身から投げ込むストレートを武器に頭角を現した。2年春、3年春には選抜高校野球大会の準優勝に貢献した。

 エースナンバーを背負った3年夏は、全国高校野球選手権兵庫大会決勝の明石商戦で無四球完封し、チームを6年ぶり夏の甲子園出場に導いた。甲子園大会では1回戦の大社(島根)戦に先発したが、七回途中3失点。チームは初戦敗退した。

 U-18アジア選手権では、決勝の台湾戦で先発を任されたが、三回途中2失点で降板し、チームも敗れた。(初鹿野俊)