柔道の第21回KOBE自他共栄CUP学生大会(神戸新聞社など主催)が9日、神戸市須磨区のグリーンアリーナ神戸であり、4部門に35大学46チームが参加した。男子7人制1部は桐蔭横浜大が3連覇。同2部は姫路独協大が頂点に立った。男子5人制では仏教大が優勝、甲南大が準優勝した。女子3人制は明治国際医療大Bが制した。
阪神・淡路大震災からの復興や支援への感謝を発信しようと2005年に始まり、講道館柔道の創始者で神戸出身の嘉納治五郎が唱えた「自他共栄」精神を啓発する。
課題リポートの最優秀賞には、兵庫県立大のグェン・フック・ハイ・タァンが選ばれた。日本文化を体験しようと柔道部に入ったベトナム出身の留学生。勝敗より仲間や家族、指導者への感謝を込めて美しい柔道をすべきだと学んだとし、「自他共栄の精神は互いに助け合い、高め合うことで共に成長し、社会に貢献するという理念だと感じた」とつづった。(初鹿野俊)























