立命館大の入学式後の取材でポーズを決める玉井陸斗=京都市左京区
立命館大の入学式後の取材でポーズを決める玉井陸斗=京都市左京区

 パリ五輪男子高飛び込み銀メダルの玉井陸斗(須磨学園高出身)が2日、京都市内で行われた立命館大の入学式に出席した。真新しいスーツ姿で取材に応じ、今夏の世界選手権(シンガポール)や3年後に控えるロサンゼルス五輪に向け、「金メダル獲得を目指して頑張っていく」と気持ちを新たにした。

 宝塚市出身の玉井は、競泳を始めた3歳から所属してきたJSS宝塚を3月末で退会。恩師の馬淵崇英氏が監督を務める滋賀県草津市拠点の「滋賀・立命館ダイビングクラブ」に所属する。一方、滋賀を主会場とする今秋の国民スポーツ大会には引き続き兵庫代表で出場する意向を示した。

 草津市のキャンパスに通い、経済学部で学ぶ。1人暮らしもスタートした。「野菜炒めしか作れない」と自炊の苦労を明かしつつ、「課題とする種目の安定性を高めつつ、大学生活にもなじみながら両立していけたら」と新生活を描いた。(初鹿野俊)