川崎-神戸 後半7分、右足で勝ち越しゴールを決める神戸の宮代(9)=UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu
川崎-神戸 後半7分、右足で勝ち越しゴールを決める神戸の宮代(9)=UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu

 明治安田J1リーグ第21節第1日の21日、ヴィッセル神戸は敵地のUvanceとどろきスタジアムbyFujitsu(川崎市)で川崎フロンターレと対戦し、2-1で逆転勝ちした。宮代が2得点を挙げた。神戸は3連勝を飾り、11勝3分け6敗の勝ち点36。

 開始早々、相手に傾きかけた流れをすぐに引き戻す同点ゴール。そして後半早々の決勝点。宮代が右足2発で神戸を逆転勝ちに導いた。敵地では初めての古巣戦で、強烈な恩返し弾を浴びせた。

 前半6分、自陣でボールを奪われ、パスをつかながれて失点。だが、浮足立たなかった。4分後。永戸のロングスローを起点にゴール前の混戦でボールを収めると、くるっと反転しながら右足を振り抜いた。

 続いて1-1の後半7分。「信じて動き出した」とオフサイドぎりぎりのラインを突いた。エリキの好パスを受けると再び反転して相手をかわし、冷静に流し込んだ。

 試合前、小学校時代から育った川崎のサポーターから温かい拍手を浴びた。「非常に思い入れのあるスタジアムに戻ってプレーできて幸せ。自分のプレーを表現し続けたい」。どちらもゴール後の喜びは控えめだった。

 神戸は昨年8月のアウェー川崎戦では2人の退場者を出し、0-3でなすすべなく完敗。吉田監督は教訓を基に「熱く戦いながらも冷静さが必要」と話していた。終盤、猛攻を受けても我慢強く対応した。

 重要な一戦と位置づけた上位対決を制し、暫定3位に浮上。ついに首位の背中が見えてきた。宮代は「連勝することが優勝への近道。先を見すぎず一試合一試合積み重ねたい」と試合後も冷静だった。(井川朋宏)