サッカーJリーグ1部(J1)のヴィッセル神戸は27日、クラブ創設30周年を記念し、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸でスペイン1部の名門バルセロナと慈善試合を行った。神戸は1-3で敗れたが、2万7412人の大観衆が世界トップレベルのプレーに沸いた。
慈善試合を巡っては、試合を企画した企業に重大な契約違反があったとしてバルセロナが日本時間24日未明に中止を発表。開催が危ぶまれながらも、神戸の三木谷浩史会長らが調整に尽力し、25日夜に予定通りの開催が決まった。
両者の対決は2019、23年に続いて3度目。会場はお祭りムードに包まれ、スペイン代表FWヤマルらの華麗なボールタッチにどよめきが起きた。神戸は0-1の前半43分、日本代表FW宮代大聖が同点ゴールを挙げたが、後半に2点を奪われた。
神戸には元バルセロナの世界的名手、アンドレス・イニエスタさんが2018~23年に所属した。(井川朋宏)