J1神戸の元日本代表FW大迫勇也(35)が29日、神戸市西区の東町小学校を訪れ、6年生約100人と交流した。「人よりいっぱい練習した方がいい。数をこなせば質も自然と上がる」とエールを送った。
公式戦1得点につきボール4個を贈る神戸の事業「ゴール・フォー・スマイル」。大歓声で出迎えられた大迫は児童たちの質問に答え、幼少期を回顧した。兄の影響で3歳ごろからボールを蹴り、「生活の一部になった」と言う。「勝つために大切なことは」との問いには「やるべきことを続けること」と強調した。
今季は腸腰筋の肉離れなど計3カ月程度離脱し、蓄積疲労はなく「その分いい状態」と言う。26日の新潟戦は自身の2得点でリードしながら終盤に追いつかれ、「簡単に切り替えられない」とショックの大きさを語る。
残り3戦で首位鹿島と勝ち点5差の4位。「正直、個人的に優勝は厳しくなったと思うが、諦められない思いもある」とあくまで3連覇を目指す。天皇杯全日本選手権連覇、アジア初制覇への道も続く。「全て勝つ気持ちでいきたい」と前を向いた。(井川朋宏)

























