「神戸マラソン2025」(神戸新聞社など共催)がいよいよ16日に迫りました。約2万人のランナーが神戸に集いますが、そういえば名物のあの人はどうしているのだろう。アニメのコスプレ姿ながら2時間台で爆走し、SNSをにぎわせてきたプリキュアランナーこと再田光進さん。音声メディア「Voicy(ボイシー)」内の神戸新聞の番組「めっちゃ兵庫」に出演してもらい、大会の魅力や攻略法なども含めていろいろ聞きました。(山本哲志、大盛周平)
-今年の神戸マラソン、走られないそうですね。
「残念ながら2年連続で抽選に落ちました。3年前に失敗してタイムが悪く、シードから外れてしまったので…」
-それは残念です。それまで神戸マラソンは毎年のように参加されていました。
「第1回からもう10回近くにはなると思います。ベストは2時間40分を切っているぐらいかな(2016年に2時間38分53秒で69位)。コスプレは風通しが悪いとかよく言われますが、カツラをかぶるので頭が大変ですね」
-そもそもプリキュアランナーを始めたきっかけは何ですか?
「東日本大震災の前に出ていた東北のコースが、津波にのまれるところをテレビで目の当たりにしました。その大会が2012年に復活することになり、『応援してくれる人たちに笑顔になってもらいたい』と子どもから大人まで分かるようなプリキュアのコスプレで走りました」
-それから各地の大会でコスプレランナーを続けていますね。
「マラソンはしんどいというのが一番に来ると思いますが、『あんな感じで走れるんやったら自分もいけるんちゃう?』と気軽に参加してもらえたらと思って続けています。最近は北海道で馬関係のレースに出ることも多くて『ウマ娘』でも走っています」
-そもそもランニングはいつから?
「兵庫工業高校で陸上を始めて、卒業してからは市民ランナーとして走っています。初めてフルマラソンを走ったのは高校を卒業してすぐの丹波篠山ABCマラソンで、4時間ちょっとかかりました。次の年にリベンジして、3時間を切りました」
-神戸マラソンの魅力は?
「景色が変わるのが面白いです。都会の中からスタートして、須磨に出たら海が見えて、商業施設や山陽電車、JRの電車も走っています」
-今年はコースが変更されてアップダウンが少なくなります。攻略法を教えてください。
「スタート直後は渋滞するので流れに乗って、落ち着いたら自分に合う集団を探してついていく。気持ちよく走れるペースでいいと思います。神戸大橋などがなくなって全体的にはフラットですが、アウトレットに向かう橋を行って帰るのはこれまでも個人的にきつかったですね。須磨の海沿いも風が強かったです」
-完走を目指す初心者へのアドバイスもお願いします。
「マラソン大会に出ると全部走りきらないと思うかもしれませんが、『疲れたら歩く』でいいと思います。止まると時間だけが過ぎるので、歩いて少しでも距離を短くする。制限時間は7時間で、例えば普段1キロ7分ペースで走れる人なら1キロ1分以上余裕があります」
-次の大会参加予定はありますか?
「12月に(三田市の)三田国際マスターズマラソンに出ようと思っています。衣装はまだ決めていませんが、プリキュアかウマ娘か…」
★voicy「めっちゃ兵庫」 特番「神戸新聞ラン部(非公式)」神戸マラソン編
























