サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグ第21節最終日の7日、神戸市西区のいぶきの森球技場などであり、西地区首位の神戸ユースが2-1で2位の鳥栖ユースに逆転勝ちし、1試合を残して8年ぶり3度目の優勝を飾った。高校世代日本一を懸けたファイナルで21日、東地区覇者の鹿島ユースと埼玉スタジアムで対戦する。
■高校世代日本一懸け、21日に鹿島ユースと対戦
神戸ユースは0-1で後半追加タイムへ。敗れれば優勝が遠のく窮地で、背番号10の浜崎が連続弾でひっくり返した。
50分。U-17(17歳以下)日本代表の瀬口主将が左サイドをドリブルで切り裂き、相手4人をかわして折り返し。混戦で浜崎が「気持ちで押し込んだ」と、右足で左隅へ決めて同点とした。
6分後。左の瀬口からのパスに、浜崎がGKと1対1で左足を振って逆転。リプレーのように応援団に向かってほえながら駆けると、栄冠を告げるホイッスルが響いた。
昨年12月に早々とトップチーム昇格を決めた浜崎。脱臼した右肩を5月に手術したが、驚異的回復で9月に合流した。不在時も首位争いを続けた仲間に感謝し、「勝たせる選手に」と前節でハットトリック。この日は土壇場でチームを救い「もう最高。人生に一度あるかないか。幸せ」と破顔した。(井川朋宏)
























