今年の「みほのうらいか糀」に使うスルメイカを掲げる御火浦村おこしグループ代表の脇本松夫さん=新温泉町三尾
今年の「みほのうらいか糀」に使うスルメイカを掲げる御火浦村おこしグループ代表の脇本松夫さん=新温泉町三尾

 酒のつまみやご飯のお供に珍重される新温泉町三尾の郷土料理「みほのうらのいか糀(こうじ)」が今冬、2年ぶりに復活する。原料となるスルメイカの不漁で仕込みを中断し、今年も十分に回復したとはいえないが、製造元の「御火浦(みほのうら)村おこしグループ」が郷土食の伝承を重視した。代表の脇本松夫さん(75)は「身が厚いイカが仕入れられた。地域に伝わる味をぜひ食べて」とPR。12月中旬ごろから出荷を予定しており、但馬地域の道の駅などで販売する。(斎藤 誉)