日本の空から絶滅したコウノトリを野生復帰させた初放鳥20周年と大阪・関西万博開催に合わせて、県と豊岡市は、県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市祥雲寺)の「観察広場」をリニューアルした。関係者らがお披露目式を開き、テープカットと餌やり体験に臨んだ。(吉田みなみ)
リニューアルしたのは、同市立コウノトリ文化館に隣接する広場(約3200平方メートル)で、池や水田、飼育ケージなどがある。改装に当たり、約50メートルの遊歩道とウッドデッキ、給餌体験ができる飼育ケージ(高さ2・5メートル、幅4メートル、奥行き8メートル)を新設した。フェンス越しにしか見られなかったコウノトリをより間近で見られるようになり、木を一部伐採して同館からもケージを見えやすくした。総工費は約1200万円。