環境に配慮しながら未来に続く農業を目指し、農家と消費者がつながるコミュニティー「ノラ ワークス」が、丹波市で誕生した。Iターン就農者たちが中心となって、農作などで力を出し合い、消費者への発信や交流に協力して取り組む。まとめ役の高橋麻美さん(47)は「農家たちの物語を食べる人につなぎ、みんなで一緒に、地球や農の未来を考えたい」と意気込む。(秋山亮太)
■カフェ開店、消費者と交流促進へ
同市市島、春日地域で、自然農法や有機栽培などを実践する農家10軒が参加する。作る農作物の良さを広め、生活を担保することへの不安や課題で共感した。思いの共有が解決につながると考え、消費者にも輪を広げて「未来をつくる集団」を発足。名前は野良仕事に由来し、「野に良い仕事に関わる人々」という意味を込めた。