今春開幕する「丹波篠山国際博」のプレイベントが、国史跡・篠山城跡であった。4月1日の国際博の初日を飾る、能楽と映像を融合させたイベントで、関係者ら約300人に事前に披露された。雪が舞う宵闇の中、世をことほぐおめでたい能「石橋(しゃっきょう)」が上演され、光による演出で幻想的な空間が広がった。(堀井正純)
■能楽師が能を演じ、バックの大書院に映像を投影
丹波篠山国際博は年間を通じて、丹波篠山の祭りや「食」、文化などを市内外にアピールする催し。大阪・関西万博に合わせ企画された。2023~25年度にわたる事業費は約3億円。うち文化庁からの補助金約9200万円を含む。