丹波市役所本庁舎=丹波市氷上町成松
丹波市役所本庁舎=丹波市氷上町成松

 丹波市議の家田優樹氏が市議会議員政治倫理条例などに抵触した疑いを巡り、市議会議員政治倫理審査会(政倫審)は「政治倫理基準等に違反していない」とする審査結果をまとめ、報告書を谷水雄一議長に提出した。

 丹波市議の奥村正行▽小川庄策▽大垣利明▽前田安城▽高橋まみの各氏は昨年11月、家田氏が市の個別の人事異動に異議を唱えた-などとする11事例について、同条例や市議会基本条例に違反する行為があったとして調査を請求。議会運営委員会が政倫審の設置を決め、12月以降、弁護士や大学教授ら5人が審議していた。

 会議は計6回開き、家田氏や市幹部への聞き取り調査などを実施。11事例のうち、人事異動については「一般論の枠を超えた発言があった可能性もあるが、問題点を示す一例としての発言で不当な介入とは言えない」と結論付けた。ほかの事例についてもおおむね同様の見解を示した。

 付帯意見では、家田氏に自省を促すとともに、市側が一部の事例について家田氏に何度も説明を求めたことなどを「一般論としてやや行き過ぎた対応と考える」と指摘した。

 家田氏は「条例違反はないとの認識なので当然の結果。反省材料もあるが、当局や議会には、一連の対応が適切だったのか検証してほしい」と述べた。報告書は同市議会のホームページで公表している。(千葉翔大)