足元にある石のかけらなどを見ながら、篠山層群の成り立ちや化石について学ぶ児童ら=丹波市山南町、篠山川
足元にある石のかけらなどを見ながら、篠山層群の成り立ちや化石について学ぶ児童ら=丹波市山南町、篠山川

 今年7月25日、丹波市内の小学生9人が同市山南町上滝の篠山川を訪れ、岩場に立った。20年前、村上茂さん(81)と足立洌(きよし)さん(83)=いずれも丹波市=が丹波竜の化石を見つけた場所だ。

 児童たちは、同市教育委員会が今夏始めた「たんば恐竜スクール」の参加者。4~6年生が計6回、博物館や化石発見地を訪ね、自由研究にも取り組む。

 前身の「竜学」事業は、恐竜化石が見つかった他地域の児童らとの交流を通じて地元への誇りを育んだ。一方、地元の恐竜化石や篠山層群への学びを深めきれていないとの課題もあった。新たなスクールは学びの軸を足元に移し、大地を観察して考え、その価値を伝える次世代を育てる。