【キーウ共同】ロシアと北朝鮮が、ウクライナと国境を接するロシア西部3州に北朝鮮兵を配置し、3州のロシア軍部隊をウクライナの前線へ振り向ける計画を検討していることが12日、ウクライナ国防省情報総局の調べで分かった。11月末までに北朝鮮の派兵規模を5万人に増やし、年内のウクライナ東部ドンバス地域(ルハンスク、ドネツク両州)制圧につなげる構想だという。

 情報総局が入手したロシア軍の暫定計画を共同通信に明らかにした。ウクライナの推計では、7月にロシア兵4万2千人以上が死傷。ロシアは戦争継続能力を維持するため北朝鮮に増援を求めているという。

 ロシアと北朝鮮は2024年、有事の相互支援を規定した包括的戦略パートナーシップ条約を締結。これまでに1万人以上の北朝鮮兵がロシア西部に派遣され、ウクライナ軍と交戦した。大半はクルスク州に展開していたが、暫定計画では、ブリャンスク、ベルゴロド両州を加えた3州の任務を北朝鮮部隊の大部分に担わせるとしている。