高砂市初の「認定新規就農者」として昨年4月、同市阿弥陀町阿弥陀でイチゴ栽培を始めた宇高秀和さん(30)=加古川市西神吉町宮前=が、初の出荷シーズンを迎えている。温度や湿度などのデータと苗の状態を分析して科学的に甘くておいしいイチゴを育てており、「鮮度の高いイチゴを地元の人たちに食べてほしい」と意気込む。(中川 恵)
加西市出身の宇高さんは岡山大学環境理工学部で農業土木を学んだ後、兵庫県内の農業生産法人に就職し4年間、科学的な栽培方法を学んだ。その後、岡山県内でイチゴ農園の立ち上げに携わり、30歳の節目に独立を決意した。