秋の訪れを告げるヒガンバナ。7色、約1500株が境内を彩る=加古川市志方町広尾、円照寺
秋の訪れを告げるヒガンバナ。7色、約1500株が境内を彩る=加古川市志方町広尾、円照寺

 兵庫県加古川市志方町広尾の円照寺で約1500株のヒガンバナが見頃を迎えた。赤や白や黄など色鮮やかな花が咲き、参拝者の目を楽しませている。

 同寺の上月義宗住職(77)が約30年前に植え始めた。その後もネットオークションなどで買い集め、現在は7色のヒガンバナが境内を彩っている。今年は新たにクリーム色の花が加わった。

 上月住職によると、今年は猛暑と雨量の少なさの影響で、例年に比べて開花が10日ほど遅れたという。雨量の不足を補うため、9月下旬からは散水機を設置するなどし、手入れをしてきた。

 同県加東市から訪れた女性(22)は「こんなに色とりどりのヒガンバナを一度に見ることはない。何本も集まって咲いている姿がかわいい」と目を細めた。10日ごろまで観賞できる。同寺TEL079・452・2067

(田中朋也)