残暑がようやく収まり、朝夕に秋の気配が漂ってきた。神戸市内では5日朝、気温が21・4度と今季最低を更新。まだ半袖姿が目立ったが、ニットや長袖など秋物に袖を通して出かける人も増えたように見えた。
神戸地方気象台によると、同日朝の最低気温は姫路で20・3度、豊岡で18・1度となった。兵庫県内20カ所の観測地点は、いずれも平年を約2~5度上回っており、まだ本格的な秋の到来とはいかないようだ。
神戸・東遊園地では、園芸店などが並ぶイベントが開かれ、多くの人でにぎわった。長袖を着て訪れた三田市の女性(41)は「少し暑くても、そろそろ秋物を着たくて我慢できなかった」と笑っていた。(小林良多)