イスラエルの空爆で建物が崩壊し、身構える人々=7日、パレスチナ自治区ガザ市(ロイター=共同)
 イスラエルの空爆で建物が崩壊し、身構える人々=7日、パレスチナ自治区ガザ市(ロイター=共同)

 【エルサレム、ワシントン共同】複数のイスラエルメディアは7日、パレスチナ自治区ガザの停戦に関し、米国がイスラム組織ハマスに新たな提案を示したと伝えた。ハマスが拘束する人質全員を解放し、イスラエルは中心都市、ガザ市の制圧作戦を中止する内容としている。トランプ米大統領は7日「最終警告だ。次はない」とSNSに投稿して受け入れを迫った。

 トランプ氏は、米国が戦闘終結に向けて提示した条件をイスラエルは受け入れたと主張した。イスラエル軍がガザ市の制圧を目指して攻勢をかける中、ハマスへの圧力を一層強めた。

 ハマスは7日、声明で「米国の提案を受け取った。直ちに交渉のテーブルに着く準備がある」と述べた。

 報道によると、新たな案は、停戦初日にハマスが人質48人全員を解放し、イスラエルは拘束するパレスチナ人数千人を釈放する。イスラエル軍はガザ市外にとどまる。双方はトランプ氏の監督下で戦闘終結に向けた協議を進め、協議が続く限り停戦状態は維持される。