2024年6月、富士山の山開きを前に山梨県側から登山に向かう人たちヘ「弾丸登山」の注意を呼びかける看板
 2024年6月、富士山の山開きを前に山梨県側から登山に向かう人たちヘ「弾丸登山」の注意を呼びかける看板

 山梨県富士吉田市は11日、富士山の開山期間(7月1日~9月10日)終了を受け、同県側登山道「吉田ルート」の登山者数を発表した。14万2814人で、昨年同時期より約1万人増加。昨年からの規制が奏功し、夜通し登る「弾丸登山」の問題はほぼ解消したといい、市は「多くの人が安心安全で快適な登山を楽しめたと思う」とした。

 今年の登山者のうち、外国人は5万340人だった。

 山梨県は昨年、弾丸登山防止のため、5合目に入山規制ゲートを導入。午後4時から翌午前3時までゲートを閉鎖した。今年は閉鎖開始を午後2時としたほか、県職員の「富士山レンジャー」の権限を強め、軽装での入山を拒否できるようにした。