公式ショップに並ぶミャクミャクのグッズ=8月、大阪市此花区の夢洲
 公式ショップに並ぶミャクミャクのグッズ=8月、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズ販売をうたう偽サイトが多数確認されている。セキュリティー会社「トレンドマイクロ」によると、18日までの2週間で344件を確認。インターネットの検索結果から誘導されるものが多く、同社は「入力した情報が悪用されることもある」と注意を呼びかけている。

 ミャクミャクに限らず、偽ブランドの販売などをする「偽サイト」はまん延している。警察庁によると、報告件数は2020年に約1万9千件だったが、24年には約72万8千件に増えた。今年上半期(1~6月)は約47万6千件で、半期として最多だった。

 トレンドマイクロによると、偽サイトの件数は昨年9月以降、毎月少なくとも10万前後で推移している。(1)正規サイトを模倣(2)価格が相場よりも極端に安い(3)入手困難な限定品を販売-などが特徴。「品薄」「本日限り」などと表示し、購入を急がせるケースもある。購入しても、商品が届かなかったり、偽物や粗悪品が届いたりする上、入力した個人情報やクレジットカード情報が、別の犯罪に悪用される恐れもある。