チームみらいの安野貴博党首は2日の記者会見で、政治資金の流れを可視化するツールを開発したと発表した。収支が項目ごとに一目で分かる仕組みで、他党の議員も利用できる。「オープンにすることで、多くの議員や政党を巻き込む流れをつくる。政治とカネ問題は解決へ大きく前進する」と強調した。
安野氏は人工知能(AI)エンジニアとして知られる。ツールは「みらい まる見え政治資金」と称し、銀行口座やカードの取引データをクラウド会計システムと連携させる。現行の政治資金収支報告書は年1回の公開だが、このツールを使えばいつでも明らかにできる。改良を重ね収支報告書を簡単に作成できるようにしたいという。